基本的に使うことが手入れになる革。
人が使うことで、手の油などが製品につき
革の保護になるので
日々使うこと(触ること)が革製品のケアに。
しかしおろしたての革製品の場合は、
水に弱いため、雨の日など濡れやすい日は
使うのを避けておくなどして休ませることも大切。
それでも革製品はケアする事で、美しく保たれ
それ以上に応えてくれることがある。
革と永く付き合って頂けるよう、
基本のお手入れ方法をご紹介します。
【タイミング】
・3ヶ月から半年おき
・革に乾燥を感じた時
・濡れて乾かした後
【用意するもの】
・革用ブラシ
・革専用オイル
・布(オイル用)
・布(乾拭き用)
※Thirdはニートフットオイルを使用
※布は綿など天然素材で、革に傷を付けにくい
柔らかいものがおすすめ
※革用ブラシが無い方は1の工程を
省いても構いません。
表面のホコリを軽く払ってください。
【お手入れ方法】
➀ブラッシング
ブラシで革についたホコリや
砂などの汚れをおとす。
優しく撫でるように、磨くことで
革にある油分が表面に出てきて
ツヤが生まれる。
縫い目や隙間は埃が溜まりやすいので
念入りに行う。
➁オイルケア
柔らかい布にオイルを一円玉ぐらいつけて
製品に優しくさっと全体に広げてなじませる。
製品のサイズにもよるが、
少しずつ薄く塗り広げていく。
付すぎるとシミになることがある。
※オイルを塗ると革の色が変わることがある。
これは経年変化によるもの。
初めてお手入れする際は目立たない場所で
試してから使用されることを推奨します。
➂乾かす
オイルが馴染むまで、
風通しがよいところで影干し。
オイルの種類にもよるが
ニートフットオイルで約2時間以上。
➃柔らかい布で拭く
オイルが馴染んでいるのを確認して、
入り込まなかった余ったオイルを優しく拭き取る。
この時、金具などもしっかり拭きとる。
※藍染の特性上、オイルを塗る時や
布で拭き取る時、藍の色が
布に移ってしまう事がある。
同じ布で他の革製品に使用すると
藍が革についてしまう恐れがあるので
注意が必要です。
手入れする事で、革は必ず応えてくれる。
使う人によって変わる経年変化。
どんな風にかわるだろう
そんな事を思いながら
革を育てる楽しさを感じてほしい。
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